修学旅行体験プログラム
修学旅行・教育旅行体験プログラムは、カヤック体験をベースとし沖縄特有の亜熱帯の自然環境や歴史を体感して頂ける構成としております。学校・生徒さんのご希望に応じて、学習目的に合ったプログラムアレンジなどのご相談も承っておりますので、どうぞ気軽にご相談ください。
01マングローブ観察カヤック体験
- 時 間2.5時間
- 人 数8人~
- ガイドカヤック7艇にガイド1名
- 料 金4,400円/人(税込)
カヤックイーズの比謝川マングローブカヤック体験では、亜熱帯特有の雰囲気を醸し出すマングローブや、特別な環境に生息する甲殻類や魚類などの生物を、水面から間近で観察することができます。
カヤック体験フィールドの比謝川とその周辺は、かつての沖縄戦で米軍による大規模な上陸作戦が行われた歴史を持ち、その後も嘉手納基地が建設されるなどの基地被害に悩まされてきた地域です。
本プログラムでは、自然観察による環境学習要素に加えて、「嘉手納」という地域が辿ってきた再生・復興の歴史を振り返り、現代における地域課題の考察などの総合的な学習の機会を提供します。
プログラム開始からふりかえりまで
STEP1ブリーフィング15分
カヤックの漕ぎ方などを陸上でしっかり練習します。カヤックを安全に体験して頂くため、川での注意事項や危険性について説明し、理解して頂いた上でツアーを催行致します。
STEP2ツアー準備・練習 15分
参加者は全員がライフジャケットを着用し、2名1組で1艇のカヤックに乗って頂きます。ツアー中はガイドが先頭になり、7艇につきガイド1名のグループで行動します。
STEP3自然観察60分
いくつかの観察ポイントで停止し、マングローブや周辺に生息する魚類、鳥類などの生き物探しを行います。発見した動植物は、引率ガイドが生態を丁寧に解説していきます。
※ツアー前後の着替え時間やふりかえりに、それぞれ20分程度見込んでおります。天候や生徒の体調等によっては、カヤックに乗っている時間を調整させて頂く場合がございます。
安定性の高いカヤックで安心体験
使用するカヤックは「シットオンタイプ」と呼ばれるカヤックの上に座るだけの乗りやすい構造。浮力が強く安定性に優れ、転覆しにくいカヤックです。
参加者には必ずライフジャケットを着用して頂いております。
02マングローブ遊覧船(自然観察・平和学習)
- 時 間1.5時間〜
- 人 数8人〜
- ガイド参加者20名にガイド1名・船長1名
- 料 金2,500円/人(税込)
カヤックイーズの「マングローブ遊覧船(自然観察・平和学習)」では、ボート遊覧にて比謝川河口に残る沖縄戦の遺構見学と、亜熱帯地域特有の希少なマングローブ林の動植物観察を通じ、沖縄の平和と自然環境の学習機会を提供します。
沖縄戦によって比謝川周辺の森は、その多くを焼失してしまいましたが、戦後70年の時を経てマングローブ林をはじめとする川と森の自然はゆっくりと回復してきました。しかしながら、時代の変遷とともに、外来種の移入によって川の生態系は大きな影響を受けています。
本プログラムでは、市街地における身近な自然の魅力・豊かさとともに、その一方で私たちの暮らしが自然環境に及ぼしている影響について、動植物の観察を通して学びます。戦争によって一変した自然環境が回復しつつあるなか、私達人間の暮らしが地域の自然に与えるインパクトをしっかりと体験頂けるプログラムです。
プログラム開始からふりかえりまで
STEP1ブリーフィング15分
生徒の安全確保と十分な学習成果を得るために、積極的なコミュニケーションを図ります。自己紹介からプログラムの目的・スケジュールの確認、ボート上で安全に過ごすための注意事項等をお伝えします。
STEP2-Aボートでの遊覧 45分
ボートに乗船し、マングローブやいくつもの戦跡(沖縄戦での上陸地点や格納庫跡等)を見学頂きます。
STEP2-B川辺の遊歩道散策 45分 ※参加者20名以上の場合に実施
ボートでの遊覧の前(または後)に、川沿いの遊歩道(往復約1km)を散策しながら、川辺の湿地帯に分布・生息する亜熱帯植物や小動物を観察します。遊歩道入口にある「比謝川自然体験センター」では、比謝川の歴史や珍しい生態系(汽水域)についての解説スライドなどが展示されており、ここでしっかりと予習をしてから遊歩道散策に進みます。
※20人以上でお申し込みの場合は、2グループに分けて「STEP2-A ボートでの遊覧」と「STEP2-B 川辺の遊歩道散策」をローテーションにて実施致します。
※天候や生徒の体調等によっては、ボートの乗船時間を調整させて頂く場合がございます。
03沖縄SDGs講習
- 時 間1時間〜
- 人 数10人〜
- ガイド参加者40名に講師2名
- 料 金1,500円/人(税込)
SDGs「持続可能な開発目標」を、マングローブをはじめとした沖縄の自然や漂着ゴミ・マイクロプラスチック問題などに紐づけ、学んで頂くためのイーズオリジナルプログラムです。
2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標として定められた17のゴール。このうちの14番「海の豊かさを守ろう」と15番「陸の豊かさも守ろう」を起点としながらも、17ゴールの全てがつながっています。沖縄での問題を扱いながらも、最終的には「自分たちの住む地域ではどうか?」という気づきを促すプログラムです。SDGsファシリテーターによるオリジナルゲームで、SDGsを楽しみながら理解頂けます。
04公認ファシリテーターによる「SDGs de 地方創生」
- 時 間2時間〜
- 人 数10人〜
- ガイド参加者40名に講師2名
- 料 金2,000円/人(税込)
「SDGs de 地方創生」とは、SDGsの考え方を地域の活性化に活かし、地方創生を実現する方法について、参加者全員で対話し考えるためのゲームです。SDGsの目標を1つ1つ細かく勉強したり、地方創生の答えを学ぶものではなく、気軽にリラックスしてゲームを楽しむ、そんなスタンスで参加して頂くことが、学び・気づきを最大化することにつながります。沖縄ならではの問題をテーマに、それについての解決策などを伝え、最終的には身近な所に目線を向けて「自分ごと」と認識し、参加者一人一人が良き方向に行動変容を起こすことを目指しています。
私たちのSDGsプログラムでは、実際に世界で起きた「マングローブの消失」を事例とし、連鎖的に17の目標全てに影響を与えていってしまう事を分かりやすく解説します。沖縄でマングローブが無くなってしまったら、自分達が暮らす場所や日常生活にどの様な影響が出てしまうのか?という問いをチームで考え答えを導き出せるよう、講師がアシスト致します。